折板屋根の明り取りからの雨漏り修理 安く修理する方法と費用について 盛岡市
3月に入り春を感じさせる暖かい天気になってきましたね。
雪が融けて現場作業もはかどります!
今回は折板屋根のポリカーボネート部分の雨漏り修理をご紹介します。
工場や店舗の屋根はよく折板(せっぱん)が採用されています。
折板屋根に天窓を付けるのは勾配が緩いため不適切なため
明り取りのポリカーボネートを張る場合があります。
そこのポリカーボネート部分から雨漏りしてしまい
安く修理する方法はないかとのご相談です。
コーキングで何度か手直ししてみたもの、やはり雨漏りが直らない。
雨漏りしている部分だけを張り替える見積りを取ったら100万円を超えた。
修理に100万円もかけれない。
そんなお悩みに、私たちはお答えします。
施工前 ポリカーボネートの明り取り部分 5列ありました。
この納め方だと雨漏りして当然だと思いますが、これしか納め方が無かったのではないでしょうか。施工した業者が悪いというわけではないと思います。
今回の修理方法は、このポリカーボネート部分に鋼板をかぶせるという内容です。
まずは下地を作ります。
構造用合板12mmをリーマフレキタッピングビス60mmで締結していきます。
既存の折板の働き寸法は500mmで厚さ0.8mmでした。
構造用合板を550mm幅にカットして張っていきます。
それから鋼板はかぶせていきます。
既存の折板屋根から寸法と角度を採寸して鋼板を加工します。
長さ2.5mの平らな鋼板を折り曲げ機で成型して現場へ持っていきます。
構造用合板12mmにシリコンを大量に塗ってガルバリウム鋼板を貼り付けて
シンワッシャータッピングビス30mmで締結していきます。
締結したシンワッシャービスのビス頭には見た目が少し悪いですが
しっかりとシリコンを塗布して防水効果を高めます。
折板の角度に合わせて加工した鋼板を300mm以上重ね
重ねしろには30mm幅で厚さ1.0mmの両面ブチルテープを貼って
シリコンを3条塗布します。
重なりしろが浮いて隙間ができないよう、そして雨漏りしないよう工夫しています。
水下と水上の先端部には、面戸を付けて雨が吹き込んでこないようにしています。
先端部分の中には、一寸角と合板を付けて鋼板がパカパカ動かないように下地を組んでいます。
今回採用したガルバリウム鋼板は淀川製鋼さんのガルバ原板で厚さ0.35mmです。
ヨドGLエコグリーンは、環境にやさしく、成形性・耐候性にも優れた性能を持ち合わせた高耐久性表面処理鋼板です。
ガルバリウム鋼板のめっき層は、アルミリッチ層と亜鉛リッチ層とが網目状に交差した合金層です。 亜鉛が持つ犠牲防食作用とアルミ合金が持つ耐食作用とがバランスよく機能し、鋼板を錆から守ります。
成形・加工性は素材鋼板、めっき層、めっき方法などそれぞれに独特のノウハウがあります。そのうえ成形加工に当たっては、ヨドコウの長年の経験がバックアップするので、安心してご使用いただけます。
穴あき10年保証された優れた製品です。
既存の鋼板もガルバ原板で、もともとはキレイなシルバー色でしたが
くすんでこのような灰色になっています。ポリカを止めていたビス部分だけ錆びていましたが、他はほとんど錆びてない状態でしたので、ガルバリウム鋼板の耐久性が優れていることが分かりますね。
【修理費用の目安】
今回の折板の雨漏り修理は、明り取り部分を張り替えずに鋼板をかぶせるという方法でした。これは私たちのオリジナルアイデアです。
これにより雨漏り修理費用を40万円以下に抑えることができました。
折板の部分張り替えでは100万を超える高額な修理になりますので
見た目が気にならない方はこのような方法はいかがでしょうか?
この度はご依頼頂き誠にありがとうございました!
折板屋根の雨漏りでお困りの方、是非私たちに相談ください。
お見積り無料です。
以上、瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)代表のタキサワでした。
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