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瓦屋根に雪止めスノーストップ取付けの工事事例 盛岡市

今回は、瓦屋根にスノーストップと雪止め瓦を追加した事例をご紹介します。

盛岡市にお住まいの方で、30年くらい前に建てられた瓦屋根のお宅です。


6寸勾配のいぶし銀色の瓦屋根がとてもキレイに見えます。

盛岡市では一般的なJIS53Aタイプの和型瓦でした。

利き幅266mm 利き足237mmです。


施工前の状況

いぶし銀色の瓦屋根

施工前の問題点

この家には、北側に隣の家へ行くための4m程度の道路がありました。

この道路に瓦屋根から雪が落ちてしまい、雪かきしなければならないのですが

雪かきが大変とのことで、雪かきしたくないので雪止めを付けたいとの事でした。

たしかにこの大きな屋根から雪が全部落ちたら、雪かきするのは一苦労ですね。


もし30cmくらいの雪がこの屋根から一気に滑り落ちたら

2kg/㎡×30cm×80㎡=4800kgの約4.8トンです。

もし50cmくらいの雪がこの屋根から一気に滑り落ちたら

2kg/㎡×50cm×80㎡=8000kgの約8トンです。

8トンの重さを雪かきしたらとても大変ですね。

腰が痛くなりそうですね。


高齢になってきたお客様には雪かきは大変な作業です。

雪止めを付けた方が老後は楽ですね。



解決策:スノーストップと雪止め瓦

スノーストップ

スノーストップは、屋根専用の特殊なネットです。雪が落ちるのを防ぐだけでなく、雪の重量分布も均等にしてくれます。雪止め効果が非常に高く、盛岡市の積雪地でもガッチリ雪を止めてくれます。瓦屋根の場合、スチール製ではなく錆びないステンレス製がおすすめです。


雪止め瓦

雪止め瓦は、瓦自体に取り付ける同質の小さな瓦です。これにより、雪が落ちることを防ぎます。


施工手順
  1. 桟瓦上にずらし、雪止め瓦を付ける部分の桟瓦と取り外します。

  2. 雪止め瓦を付ける下の桟瓦をビスで固定します。

  3. 雪止め瓦を合わせてビスで取付けます。

  4. 上にずらしていた桟瓦を戻します。

  5. スノーストップを取り付けます。


桟瓦をめくると。

雪止め瓦を取付ける場所の桟瓦を取り外し、雪止め瓦が雪の重みでズレ落ちないように、下の瓦も固定します。

ステンレスの51mmビスで一枚一枚固定します。


ちなみに、古い瓦は釘止めされていませんでした。

軒瓦と袖瓦しか止まっていませんでした。

これで地震とかあっても今までよくもったなあと思います。

今は全部の一枚一枚をすべて釘打ちしています。


よく見ると、古い防水紙が濡れた跡が残っています。

瓦屋根は結構水が入っていることが分かります。


一枚一枚ビス止めします

新しい雪止瓦はステンレスのビス51mmで固定します。

鉄のビスでは錆びて瓦が割れてしまいます

雪止め瓦を一列に並べます。

雪止瓦を一列に並べます

スノーストップと取付けます。

雪止め瓦からステンレスの針金で固定します。

強度が出るように、雪止め瓦一枚一枚からステンレス針金で固定しています。

だいたい266mmピッチで固定しています。

全ての雪止瓦からステンレス針金で固定

軒の先端部分は、万十軒瓦の万十部分からステンレス針金を通して固定します。



屋根が6寸勾配となかなか急な屋根ですので、中段にも雪止め瓦を千鳥配置で取付けます。

こうすることで、雪の荷重が分散して、雪止め効果がアップします。

雪が一気にザーッと流れ落ちることを防ぎます。

瓦屋根に雪止め。スノーストップと雪止瓦取付け事例
雪止め効果が高いステンレス製のスノーストップと雪止瓦取付け事例

スノーストップは盛岡市の会社「JIGハラダ株式会社」さんの商品でステンレス製SUS304のスノーキングです。信頼と実績のある商品です。


瓦メーカーさんは三州瓦のマルスギさん

愛知県から2週間くらいかけて届きました。


施工後の効果

施工後、瓦屋根からの雪が落ちることは無くなりました。

これにより、道路に落ちた雪を雪かきすることは無くなりましたし、家の周囲の安全性が向上しました。




価格の目安

工事の内容 6寸勾配の瓦屋根 

ステンレスSUS304スノーキング13m

和型雪止瓦取付け26m分 

40万円~50万円(税別)が目安となります。 


工事代金についての目安は、お客様の瓦屋根の状態や必要な施工範囲によって大きく変わります。詳しい費用は、無料お見積りにてお知らせいたします。



まとめ

今回の事例では、盛岡市のお客様の瓦屋根の落雪に対する問題を、スノーストップと雪止め瓦で解決しました。もともとは、瓦屋根からの雪が隣の家へ通じる道路に落ち、雪かきを必要としていた状況でした。特に高齢になったお客様にとって、これはとても大変な作業でした。

施工では、スノーストップと雪止め瓦を組み合わせることで、雪の落下を効果的に防止しました。スノーストップは屋根専用の特殊ネットで雪止め効果が高く、雪止め瓦は瓦屋根に直接取り付ける瓦で、これも雪の落下を防ぎます。施工手順には特に注意を払い、全ての瓦をビスでしっかりと固定することで、雪だけでなく地震に対する強度も確保しました。

施工後は、屋根に積もった雪が道路に落ちることがなくなりました。これからの冬を安心して迎えられるでしょう。


瓦屋根の雪止めや修理は、専門的な技術と経験が必要です。冬の雪によるトラブルでお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。安全で最適な解決策をご提案させていただきます。


快適な生活のために、サポートさせていただきます。

宜しくお願します。


雪止め過去の工事事例はこちら↓


瀧澤屋根工業ホームページ






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