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執筆者の写真Yutaka Takisawa

雨樋がまた壊れた。もう壊れないように直してほしい。矢巾町

また雨樋が壊れた。4年前に直したのにまた壊れてしまい、もう直すのはこりごり。

矢巾町にお住まいのお客様から、雨樋の修理のご依頼。

ありがとうございます。


まずは破損状況を確認しに行きます。



矢巾町の南昌山の麓にお住まいの方で、雪が多く積もるエリアに住んでおられます。

雪で雨樋が激しく壊れています。


雨樋の修理ならおまかせください。

岩手県盛岡市で屋根屋をやっている私だからこそ

色々失敗しながら経験を積んできましたので

壊れにくい雨樋の取付けができます。


まずは危ないところに足場を設置します。

そして古い雨樋を解体していきます。


解体したら、一番大事な樋受け金具を取付けます。

この樋受け金具の取付けが重要です。

雪が落ちてきても軒樋に当たらない絶妙な位置に付けます。

樋受け金具は釣針式のワンタッチ正面打ちです。

取付けピッチ455mmで、専用の樋受けビスで固定していきます。

かなり下に取付けてると思われますが

このくらい下げて取付けないと雪に当たります。

そして、軒樋が屋根の先端からあまり出すぎないようにします。

半丸105軒樋で雨水を受けるギリギリのところです。

半丸105mm幅ですと、軒樋が屋根の先端より30mm程度しか出ないようにします。

一般的には105mm幅の真ん中に屋根先端がくるようにセットしますが

30mm程度のところに先端がくるようにしてあげれば雪が当たりません。

ただし大雨や谷がある部分などは、雨水が軒樋を越えることがあります。

壊れてしまうよりはいいかと思いますので、そこはしかたがないかなと思っています。


修理完了後




この位置に軒樋を付けてあげれば、壊れにくい雨樋になります。


雨樋の修理は樋受け金具の取付けが重要です。

中には雨樋が壊れたらまた仕事になるから

わざと壊れる位置に取付ける業者もいるようです。

私はそんなことは考えません。

いくら火災保険を使って直せたとしても

何度も修理したらお客様のためになりませんし、

建物の劣化にもつながります。



私がメインで使用している雨樋は

ガルバリウム鋼板製の両面カラー塗装タイプで錆びにくく

昔のトタンとは違い耐久性があります。


ガルバリウム鋼板はアルミニウムが55%含有されていて、

亜鉛でコーティングされているため、錆びにくいです。

亜鉛は、錆の原因となる湿気やその他の要素にさらされることから鋼を保護するバリアを形成します。

鋼が空気や湿気にさらされると、亜鉛が酸素と反応して酸化亜鉛を形成し、鋼の表面の保護層として機能します。

亜鉛は鋼に対して優先的に腐食し、下にある鋼を保護するために自らを効果的に犠牲にするため、鋼を陰極保護するのにも役立ちます。

ガルバリウム鋼板はアルミを混ぜることにより耐腐食性が向上しています。

これが、耐腐食性が重要な建設やその他の用途でガルバリウム鋼板が一般的に使用される理由です。

俗にいうトタンは、ただの亜鉛鋼板です。

昔のトタンは10年もすれば、錆びてしまいますね。


私は屋根材以外の建材にもこだわりをもっています。


雨樋についてご相談ください。

きっと役に立つことができるでしょう。


では。


瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)



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