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ガルバリウム鋼板の横葺きカバー工法 盛岡市の工事事例 屋根リフォーム

今回は、岩手県盛岡市にお住まいのお客様の屋根リフォーム事例をご紹介します。長年にわたる自然の試練にさらされたトタン屋根は、ガルバリウム鋼板を使用した横葺きカバー工法によって、見違えるように変わりました。この工事では、魅力的なダークグレーの鋼板が屋根を新しく覆い、現代的な外観と持続可能な保護を提供します。わずか4日間で完了するこのリフォームは、屋根の見た目を大きく改善し、長期的な耐久性を向上させました。この記事では、ガルバリウム鋼板の横葺きカバー工法のプロセス、施工の注意点、そしてカバー工法のメリットを深く掘り下げてご紹介します。


  目次




施工前の状況
トタン屋根の錆び

                

施工後の状況
カバー工法施工後

ガルバリウム鋼板のきれいなダークグレー色の屋根に生まれ変わりました。



ルーフィング張り
ルーフィング張り

まずは、ルーフィングを張ります。

私たちの標準仕様である、田島ルーフィングさんのPカラーEX(改質アスファルトルーフィング)です。

ルーフィング張り2

縦の重ねは100mm、横の重ねは200mm、谷はルーフィングを3層張りしています。


古いトタン屋根にカバー工法ですので、いつものようにタッカー留めはできないので、板金の端材にシングル釘を打って、笠釘のような感じで固定していきます。釘打ち機を使わないとなかなか釘を打込めません。







一寸角の交換
一寸角の交換

屋根の端にある「一寸角」という木製の部分を交換することについて話しましょう。

盛岡市の多くの家で使用されているこの「一寸角」は、屋根にとって非常に重要な役割を持っています。特に、屋根が長尺タイプ(端から端まで一枚の長い屋根で作られているもの)の屋根材の場合、この一寸角が傷んでくると、釘がしっかりと固定できなくなります。そうなると、強い風が吹いた時に屋根の材料が飛ばされやすくなってしまいます。そして、屋根が風で剥がれる時は、大抵この端の部分からです。屋根のリフォームの時は「一寸角」の交換は重要です。



捨て唐草の取付け
捨て唐草の取付け

ルーフィングを張ったら、捨て唐草を軒先とケラバに付けていきます。

必ず、捨て付きタイプの唐草を使用します。昔の捨て無しタイプの唐草は使用しません。

防水性と耐風性能が上がるので捨て唐草にします。

先ほどの、一寸角にステンレスのスクリュー釘#13-38mmでガッチリと固定します。




横葺き本体葺き

ガルバリウム鋼板の横葺きカバー工法の場合、釘留めは難しいのでビス留めにします。

横葺きビス打ち

板金万能ビス4.2-50mmです。太いビスでガッチリ固定できます。

カバー工法の場合、強度を確保するために太くてビス頭の大きい物を使用しています。

見えないところにもこだわります

板金万能ビス



カバー工法 施工完了後
施工完了後
施工完了後

施工完了後

ダークグレーのスタイリッシュな色に仕上がりました。

ドーマ部分も雨仕舞いを吟味しながら施工しました。

長い材料で10.5mでしたので、4人掛かりで荷揚げをして作業をすすめていきました。


屋根本体工事の施工日数は、4日で行われました

  1. 既存雪止め解体・ルーフィング張り

  2. 横葺き荷揚げ・捨て唐草付け

  3. 横葺き本体葺き

  4. ドーマ廻り納め



カバー工法のガルバリウム鋼板について

今回採用したガルバリウム鋼板、月星のセリオスプライムです。

セリオスプライムは、塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板である「GLカラーつや消しSELiOS(セリオス)」および「GLカラーSELiOS(セリオス)」の改良版です。これらの製品は、高耐食性、高意匠性、高機能性で長年にわたり支持されてきましたが、セリオスプライムでは独自開発の「プライム塗膜」技術を採用することにより、耐久性能を一層高めています


岩手県で住宅系屋根に使われるガルバリウム鋼板と言えば、この「セリオスプライム」と「耐摩カラーSGL」と「JFE極みMAX」が主流となっております。岩手県内の鋼板を取り扱っている商社さんで在庫しているのが、この3種類が多いからというのが理由です。




カバー工法のメリットとデメリット

今回の屋根リフォームは、葺き替えではなくカバー工法(重ね張り)を採用しました。カバー工法のメリットとデメリットをご紹介します。


メリット

  1. 葺き替えより安い

  2. 工期が短い

  3. 廃材が出ないので環境にやさしい

  4. 古い屋根もあるので防水性能が高い



デメリット

  1. 古い屋根材はそのままのため確認できない

  2. 屋根の重量が増える


葺き替えではなく、カバー工法にする一番の理由は「安いから」です。



ガルバリウム鋼板のカバー工法の寿命はどれくらい?

ガルバリウム鋼板のカバー工法による屋根リフォームは、適切な材料選択と正確な施工技術により、平均して30年から40年の寿命が期待できます。しかし、ガルバリウム鋼板は定期的な塗装が必要で、15年から20年くらいを目安にしてください。リフォーム後の屋根を長持ちさせるには、少なくとも年に一度の点検を推奨し、サビや損傷の早期発見に努めることが重要です。定期的なメンテナンスは、屋根の性能を最大限に引き出し、予期せぬ修理費用を避けるために不可欠です。ガルバリウム鋼板は、塗装をしっかりと行っていれば40年から50年の寿命も期待できますので、メンテナンスをかかさないよう心がけましょう。




まとめ

今回の屋根リフォーム事例は、ガルバリウム鋼板を用いた横葺きカバー工法の多面的なメリットを再確認することができます。このカバー工法は、ただ屋根を新しくするだけではなく、住宅の価値を高め、長期間にわたり家を守る堅牢な盾となり得ることを示しています。ダークグレーの鋼板がもたらす現代的な美しさとともに、30年から40年という長い寿命は、初期投資をはるかに超える価値を持ちます。

しかし、この長期間の保護を維持するためには、定期的なメンテナンスと注意深い点検が不可欠です。年に一度の点検は、小さな問題を早期に発見し、大きな修理費用や交換費用を避けるための鍵となります。また、15年から20年ごとの塗装は、ガルバリウム鋼板の寿命を最大限に延ばすために重要です。このようにして、屋根は家の美観を保ちながら、厳しい気候条件から住まいを守り続けることができます。

カバー工法の採用は、経済的なメリットのみならず、環境にやさしい選択でもあります。廃材が出ないことは、サステナビリティへの配慮としても大きな利点です。古い屋根を活用しつつ、新しい保護層を追加することで、資源の無駄遣いを減らし、環境への影響を最小限に抑えることができます。

今回の工事事例は、ガルバリウム鋼板を使用したカバー工法が、美観、耐久性、経済性、環境配慮という全ての面で優れた選択肢であることを示しています。あなたの家も、この革新的な屋根リフォームで新たな命を吹き込む時が来たのかもしれません。興味がある方は、ぜひ私たちに見積もりを依頼してください。私たちは、あなたの大切な家を次の世代に渡って守るための最適なソリューションを提案いたします。


お見積り・ご相談は無料です。




タキサワ屋根工業

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施工エリアは、岩手県全域です。

盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・奥州市など内陸エリアをメインとしております。


 

瀧澤屋根工業について

瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】 私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで、私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。


瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。


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