top of page

冬季施工OK!盛岡市のトタン屋根の葺き替え事例とポイント解説 

盛岡市にある築45年ほどの住宅で、今回屋根の葺き替え工事を行いました。盛岡市では特に冬場の厳しい気候に耐えられる屋根材の選択が重要です。今回の工事は、経年劣化によるトタン屋根の錆や部分的な雨漏りを解消するためのものでした。さらに、屋根材の交換だけでなく、雨樋の修理や野地板の補修といった細部にも配慮し、長期にわたって安心できる屋根に仕上げました。


冬場は工事が難しいイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、当社では積雪や低温に対応した施工方法を採用しています。そのため、冬季でも安全かつ確実な作業が可能です。「冬の間に工事を済ませたい」「雪が降る中でも大丈夫なの?」という不安をお持ちの方も、ぜひご相談ください。長年培った技術と地域密着の対応力で、快適な住まいをサポートいたします。



-----目次----- 




施工前の状況

施工前

トタンの錆がすごいです。

         

施工後の状況

施工後

新しいガルバリウム鋼板の立平葺きに葺き替えられました。






屋根の葺き替え工事 

今回の屋根の葺き替え工事は、破損している雨樋も一緒に交換しました。


  • 屋根面積80㎡

  • 既存屋根の解体処分

  • 煙突の解体処分

  • 野地板の部分交換

  • 一寸角の交換

  • 下葺き材ゴムアスルーフィング新設 

  • ガルバリウム鋼板 立平葺き本体新設

  • 雪止め金具の新設

  • 雨樋の交換 

  • 仮設足場


目安 800,000~1,300,000円(税込)


工事期間は、足場の設置から解体まで10日でした。

金額はあくまで目安としてお考えください。







工事の流れ

工事開始前には、近隣の皆様へのご挨拶を大切にしています。今回も、両隣のお宅へ丁寧にご挨拶し、工事のお知らせ文をお渡ししました。近隣の方々への気配りは、工事を円滑に進めるための重要なプロセスです。

次の工程は仮設足場の設置です。この足場は、作業を安全に進めるための欠かせない設備であり、しっかりと設置してから工事を開始します。

工事が完了した後は、仮設足場を解体し、現場の清掃を徹底して行います。その後、お客様に仕上がりをご確認いただき、ご納得いただけるよう努めています。

最後に、工事完了後に請求書をお渡しします。お支払いは後日となりますので、ゆとりを持ってご対応いただけます。

以下では、それぞれの工程について詳しくご説明します。




1.既存の屋根解体


錆びの状況

トタン屋根がすごく錆びています。

部分的に雨漏りもしています。

錆でいる状況

煙突は使っていないので、取り外してほしいとのことでしたので解体処分しました。

煙突解体



2.野地板の交換

雨漏りして野地板がブヨブヨしているところは交換しました。

針葉樹合板12mmです。

煙突があった部分、軒先、雨漏りしていた部分を新しいものに交換しました。

野地板

野地板

野地板


3.下葺き材の施工

次に、改質アスファルトルーフィングを張ります。

当社標準の下葺き材 田島ルーフィングさんのPカラーEXです。

改質アスファルトルーフィングですので、

一般的なアスファルトルーフィング940より

防水性、耐久性に優れた下葺き材です。

PカラーEX




4.捨て唐草の取付け

軒先とケラバに、捨て唐草と取付けます。

軒先のルーフィングの間に差し込みます。

ジョイント部分はコーキングしておきます。

捨て唐草





4.立平葺き本体の施工


立平葺きの本体は、専用のビス45mmで留めていきます。

錆びに強いガルバリウム鋼板の立平葺きです。






5.棟部の納め

棟部は、棟板金を加工して取付けます。

アンテナの線を元通りにしておきます。

棟板金

隅棟は雨漏りしやすいところなので、両面ブチルテープ50mm幅と、捨て板金を入れておきます。





6.雪止めの取付け

盛岡市雪止め

雪止め金具は強度のあるマスターシリーズ立平用雪止め金具を採用しています。

以前は910mmピッチでしたが、455mmに雪止めを取付けておきます。






7.雨樋の交換

雨樋の修理

修理が必要な部分だけ雨樋を新しく交換しました。

ガルバリウム鋼板製の軒樋半丸105です。





8.そうじと片付け

家の周りはもちろん、隣の家に落ちていないかも確認します。

鉄くずがよく落ちているので、磁石を持って歩きます。










屋根の葺き替え工事 完了後全景


これで屋根葺き替え工事が完了です。

雪が積もっていますが、工事は可能です。

施工完了






採用したガルバリウム鋼板について


今回採用したガルバリウム鋼板、月星のセリオスプライムです。

穴あき保証25年、塗膜保証15年の充実の保証内容です。

セリオスプライムは、塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板である「GLカラーつや消しSELiOS(セリオス)」および「GLカラーSELiOS(セリオス)」の改良版です。これらの製品は、高耐食性、高意匠性、高機能性で長年にわたり支持されてきましたが、セリオスプライムでは独自開発の「プライム塗膜」技術を採用することにより、耐久性能を一層高めています





ガルバリウム鋼板の屋根のメリット


①耐久性が高い:近年は「トタン」から「ガルバリウム鋼板」に進化したため、腐食や腐朽などの心配がなく、寿命が長いです。一般的に、30年から40年以上の寿命を持ちます。鋼板自体が非常に強く、風や雨、積雪、紫外線などの外部からの様々な要因に対して耐性を持っていますので、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。さらに、ガルバリウム鋼板屋根は塗装やコーティングによって防水性や耐候性を高めることができます。塗装やコーティングによって、鋼板の表面を保護し、耐久性をより高めることができます。鋼板屋根は、その強度と耐久性、メンテナンスの容易さから、住宅、商業施設、工場など、さまざまな建物の屋根材として使用されています。


②軽量な屋根材:ガルバリウム鋼板屋根は非常に軽量であり、屋根構造を強化する必要がありません。地震が起こったとき、屋根材の重量が大きいと建物の揺れによって屋根が崩れ落ちる恐れがあります。鋼板屋根は軽量なので、地震による影響が少なく、安定した耐震性能を発揮します。また軽量であるため、輸送コストも安く済みます。トラックで一度に複数の鋼板を輸送することができるため、工事現場に届けるまでの時間やコストを節約できます。


③耐火性が高い:金属は燃えにくく、火災リスクを軽減できます。鋼板は、非常に高い融点を持つ金属であるため、耐火性があるとされています。一般的に、鋼板は、鉄を主成分とする合金であり、融点が1,500℃を超えるため、火災の際には溶解することはありません。また、鋼板は、表面に酸化皮膜が形成されるため、酸素や水分の侵入を防ぐことができます。これにより、鋼板の表面は腐食や劣化を防止することができ、耐火性が増します。さらに、鋼板は、非常に高い強度を持つため、火災が発生した際にも屋根の形状を保ち、建物の構造体を守ることができます。そのため、鋼板屋根は、高い耐火性を持ち、火災に強いとされています。


④デザイン性が高い:鋼板屋根は、色のバリュエーションが多く、さまざまな表面加工ができます。例えば、光沢があるもの、艶消しがされたもの、木目調のものなどがあります。これにより、建物の外観やデザインに合わせたカスタマイズができます。鋼板屋根は、カットや折り曲げなどの加工がしやすく、様々な形状に仕上げることができます。これにより、建物の特徴や個性を引き出したデザインが可能です。


⑤環境に優しい:ガルバリウム鋼板はリサイクルが可能です。鋼板は鉄を主成分とする素材であり、スクラップ鉄として再生利用することができます。また、リサイクルにより鋼材の生産に必要なエネルギーを大幅に削減できるため、CO2排出量の削減にもつながります。さらに、鋼板屋根は太陽光発電システムの設置に適していることや、グリーンルーフなどの設置にも適しています。これらの設備を取り付けることで、省エネやCO2削減につながることができます。エコな屋根材はガルバリウム鋼板屋根です。



ガルバリウム鋼板の屋根のデメリット


①雨音がうるさい:雨音や風音が響きやすく、大きいため、気になる人もいるでしょう。鋼板屋根は薄く硬質で表面が平滑なため、雨水が直接落下した際に音を発生しやすくなっています。また、鋼板屋根は密閉性が高く、内部の空気が圧縮されることで音が反響し、音響効果が増幅されることもあります。そのため、他の屋根材に比べて雨音が聞こえやすいとされています。ただし、鋼板屋根には様々な施工方法があり、断熱材や防音材を取り付けることで雨音を低減することも可能です。

②施工が難しい:鋼板屋根の施工は専門的な知識と技術そして工具が必要であり、DIYでは難しいとされています。大工さんも鋼板屋根はできないと言ってまったく手を付けない人も多いです。鋼板は素材が硬く、曲げたり切ったりする際には専用の工具や機械が必要です。また、鋼板を加工する際には、素材の性質を理解し、加工方法を正確に把握していないと、歪みやひび割れが生じることがあります。熟練した職人が施工しないと、施工品質が低下する場合があります。施工不良によっては、屋根漏れや風災害などのリスクが生じるため、施工前にしっかりと見積もりや現地調査を行うことが大切です。

③色褪せしやすい:ガルバリウム鋼板屋根は定期的なメンテナンスとして塗装がかかせません。太陽光や雨風による影響で色褪せしてきて、美観が保たれにくいというデメリットがあります。また、錆びてくると穴が空いてしまったりして雨漏りの原因になります。鋼板屋根は15年から20年のペースで塗り替えが必要と言われています。今のガルバリウム鋼板は耐久性に優れていますが、ハゼ部分や軒先先端などは、どうしても錆びが発生しやすいところです。錆びやすいところを、錆びる前に塗装してあげることにより、長期的に美観を維持してくれます。

④断熱性が低い:鋼板屋根は熱伝導率が比較的高い素材の一つです。これは、鋼板が金属であるため、熱をよく伝える性質を持っていることが原因です。瓦屋根やスレート屋根に比べて断熱性能が低いので、鋼板屋根を採用する場合には、断熱性の確保が必要になります。屋根材を選ぶ際に裏側に断熱材付きの屋根材を選ぶこともできますし、野地板や垂木などに断熱材を追加する屋根断熱もあります。断熱性能を上げることで、夏場は涼しく、冬は暖かい空間となります。








屋根の葺き替え工事完了後のメンテナンスと長寿命化のコツ


屋根が新しく施された後、その美観と機能を長持ちさせるためには適切なメンテナンスが欠かせません。以下に、屋根の葺き替え後のメンテナンスとその寿命を延ばすための簡単ながらも効果的な方法をご紹介します。


  1. 定期的な清掃: 屋根の塗装面は、ほこりや汚れが積もると、見た目だけでなく機能も低下します。年に1回、専門家による屋根の清掃を行うことで、汚れを取り除き、塗装の劣化を防ぎます。

  2. 点検と小修理: 小さな損傷や剥がれがあれば、すぐに修理を行うことが大切です。特に、激しい気候変動の後や、台風シーズンが終わった後の点検が効果的です。これにより、小さな問題が大きな損傷に発展するのを防ぎます。

  3. 適切な塗り替え: ガルバリウム鋼板の塗り替えは15年程度での塗り替えが推奨されています。定期的に塗り替えすることで、錆びにくく、長持ちします。


これらのメンテナンスを適切に行うことで、葺き替えた屋根は長期にわたりその機能と美観を保持することが可能です。屋根は家全体を守る重要な部分であるため、これらの点に注意し、定期的なケアを怠らないようにしましょう。










お客様の声


お客様からは、屋根の葺き替え工事を終えてこんなお言葉を頂きました。


  • 雪が降る中、ありがとうございました。

  • 娘に比較した3社を検索してもらったけど、あなたが一番信頼できそうでした。

  • 他社はカバー工法ばかり進めてきますが、あなただけ葺き替えをすすめてくれました。



お客様からのうれしいお言葉とご信頼に感謝しております。

今後もお客様の満足と安心を提供できるよう努めます。






よくある質問

屋根の葺き替え工事でよくある質問をまとめました。


Q1: 屋根のさびが気になってきたのですがそろそろ張り替え塗り替えが必要ですか?

A1: はい、さびを放置しておくと、ひどいところは穴が空いてしまい雨漏りの原因になります。


Q2: 工事中に近隣への騒音や迷惑が心配です。

A2: 工事中の騒音については、事前に近隣の方々にご挨拶と説明を行い、できるだけ迷惑をかけないように努めています。また、工事の進行に伴う騒音は最小限に抑えるように配慮しております。


Q3: 工事期間はどのくらいかかりますか?

A3: 今回の工事では、仮設足場の設置から解体まで約16日間かかりました。屋根の状態や天候によって変動することもありますが、通常は7日~18日程度かかります。


Q4: 新しい板金屋根にしても塗装は必要になりますか?

A4: はい、塗装は必要になります。だいたい15年から20年に一度塗り替えが必要になると言われています。


Q5: 雪が落ちにくい屋根材があるって聞きますけど、どんな屋根材?

A5: 雪が落ちにくい屋根材はあります。アスファルトシングル屋根「オークリッジ」や石粒付き鋼板屋根「Tルーフ」などがあります。


Q6: アスファルトシングル屋根と板金屋根はどちらが安いですか?

A6: 私たちの場合は、アスファルトシングル「オークリッジ」の方が、安く提供しております。私たちは「オークリッジの」施工のプロでもありますので是非お問い合わせください。


Q7: 太陽光パネルが付いている屋根を葺き替えたいのですが可能ですか?

A7: はい、太陽光パネルを一度外して、新しい屋根を葺いて、復旧することもできます。


Q8: 瓦屋根の葺き替えはできますか?

A8: はい、瓦屋根もおまかせください。古い瓦の処分から、最新の瓦屋根の施工まで提供しております。


Q9: 冬場も屋根の塗装はできますか?

A9: 冬は屋根の塗装はおすすめできません。12月~3月は屋根の塗装はお休みしています。


Q10: 冬場も屋根の修理とかできますか?

A10: はい、屋根の修理は可能です。部分修理や、雨樋修理なども可能ですのでご相談ください。1月・2月も工事行っております。



瀧澤屋根工業




まとめ

今回の屋根葺き替え工事では、長年の使用で錆びや雨漏りが進んだトタン屋根を、耐久性や美観に優れたガルバリウム鋼板の立平葺きに変更しました。工事では野地板の交換や雨樋の修理なども丁寧に行い、安全で美しい屋根に仕上げました。記事中でお伝えしたように、葺き替え後も適切なメンテナンスを続けることで、屋根の寿命をさらに延ばすことができます。

屋根はご自宅を守る重要な部分であり、トラブルを未然に防ぐための早めの対策が大切です。「そろそろ葺き替えが必要かな?」とお考えの方や、「雨漏りや錆が気になっている」という方は、ぜひ一度当社にご相談ください。

当社では、お客様のご要望や屋根の状態に合わせた最適なご提案を行っています。無料でお見積りも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。専門スタッフが迅速かつ丁寧に対応し、信頼いただける施工をお約束します。


「屋根のプロ」として、皆さまの安心な暮らしをサポートいたします。この機会にぜひ、見積りのご依頼をお待ちしております!













 

瀧澤屋根工業について


瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】 私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで、私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。


瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。


【施工エリア】岩手県

盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市など内陸をメインとしております。


【営業時間】 8時~17時まで

瀧澤屋根工業 外観

瀧澤



Comentários


Os comentários foram desativados.
bottom of page