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屋根の葺き替え工事 岩手県雫石町 25年保証ガルバリウム鋼板 横葺き

更新日:4月22日

今回は、岩手県岩手郡雫石町にある築40年の住宅で実施された屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。この住宅は、年月を経る中で様々な天候に晒され続けてきました。サビが目立ち始めていたトタン屋根を、高耐久なガルバリウム鋼板へ葺き替えました。ガルバリウム鋼板は、その優れた耐久性で知られ、最近では多くの住宅に選ばれる屋根材です。

この工事では、古い屋根を丁寧に取り除き、新しい屋根へと生まれ変わらせるための一連の工程・材料の選定から荷揚げ、葺き替え、さらには雨どいの交換に至るまでを細部にわたり実施しました。屋根の特性、すなわち勾配や面積を考慮し、またこの地域特有の雪の多さに対応するための雪止めの設置にも力を入れました。この工事事例では、屋根が新しくなるまでの過程を、写真付きでわかりやすく説明しています。私たちの地元密着型の屋根工事店では、お客様の大切な家が長く安心して住めるよう、信頼できる技術でサポートします。



この工事事例は以下のような読者におすすめします。

  • 屋根の葺き替え工事を検討中の方

  • ガルバリウム鋼板による屋根材への関心がある方

  • 岩手県で地域密着型の屋根業者を探している方


目次 




施工前の状況

ビフォー

         

施工後の状況

アフター

キレイなガルバリウム鋼板の横葺きに葺き替えられました。






屋根の葺き替え工事 金額の目安

今回の屋根は2階のみ葺き替え

築40年程度

屋根面積95㎡

横葺き→横葺きに葺き替え

4寸勾配

雪止め付き

雨どい交換


900,000円(税別)

屋根材の種類・屋根の勾配・屋根面の多さによって異なります。

工事は1週間程度かかりました。



屋根材の保証期間

穴空き保証25年

塗膜変退色保証15年







屋根の葺き替えの流れ

屋根の葺き替え工事の流れです。



既存屋根の解体

まずは、既存屋根の解体です。

屋根の解体

古い屋根を剥がしていると、雨漏りしている部分が分かります。

こちらは、ケラバ部分の状況です。

捨て付きの唐草を使っていない、そして捨てを切り落としているので、水が侵入しています。昔はこの施工方法は一般的でしたが、私たちはこの部分を改善しております。

古い屋根を剥がしてみると

この黒い防水シートは、アスファルトフェルトで現在使用されている改質アスファルトルーフィングと比較するとかなり防水性能が劣ります。アスファルトがパキパキに固くなっていますので、釘穴に止水性がほとんど機能していません。アスファルトは年月が経つにつれて固くなってしまいますので、防水性能を長く保つことができる改質アスファルトルーフィングなら硬化する期間が長くなります。




ルーフィング張り

下葺き

古い屋根を剥がしたら、次はルーフィングを張ります。

下葺き材は田島ルーフィングさんのPカラーEXを採用しています。

田島ルーフィング




捨て唐草の取付け

次に、屋根の縁に捨て唐草を付けます。

捨て唐草の取付け

軒先は、2重張りしたルーフィングの中に差し込みます。

これで、雨仕舞は完璧です。

一層目のルーフィングは一寸角まで巻き込み、その上に捨て唐草を取付け、

二層目のルーフィングを捨て唐草に被せます。

手間はかかりますが、屋根を長持ちさせる私たちのこだわりポイントです。


ケラバ側の捨て唐草は、軒先の捨て唐草へかぶせます。

ケラバ捨て唐草



横葺きの荷揚げ

次に新しい材料の横葺きを荷揚げします。

荷揚げ

長いもので、10.5mもありますので4人かかりで協力して屋根へ荷揚げします。

風が強い日は、折れてしまったり、飛ばされてしまうので注意が必要です。

瓦と違い重くなないのですが、長いものを扱うので現場はピリピリした状況になります。

この荷揚げ作業が、屋根葺き替えで一番苦労する作業となります。




横葺きの本体葺き

横葺きの本体葺きです。屋根の葺き替えの時は、ビスで垂木に留めていきます。

横葺き

専用の45mmのビスです。

古い屋根には、釘打ちよりビス打ちの方が適切だと思います。

釘よりビスの方が強度もありますし、手間はかかりますがビスでガッチリと固定します。



横葺き棟部の施工

屋根の頂上の棟部の施工です。

ガルバリウム鋼板横葺き

棟部は、適切な位置でカットして、吊子で垂木ピッチに固定していきます。




雪止め付け

屋根に雪止めと取付けます。

雪止め取付け

雪止め金具を取付け、そこからステンレスのスノーストップを取付けます。

駐車場や玄関の上など、雪が落ちたら危ないところには、スノーストップと付けて落雪防止を行います。




屋根の葺き替え施工完了

屋根の葺き替えが完了です。

施工完了後全景

施工完了後全景




雨どいの交換

屋根が終わったら、雨どいを新しい物へ交換します。

角樋

鋼板製雨どい

軒樋

雨どいを新しい物へ交換しました。

雨どいは、ガルバリウム鋼板製の角樋で、セキノ興産さんのS4型という角樋です。

樋吊金具はステンレス製で、ビス4本でガッチリと固定しています。



これで屋根葺き替え工事の工程は終了となります。







採用したガルバリウム鋼板について


今回採用したガルバリウム鋼板、月星のセリオスプライムです。

セリオスプライムは、塗装溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板である「GLカラーつや消しSELiOS(セリオス)」および「GLカラーSELiOS(セリオス)」の改良版です。これらの製品は、高耐食性、高意匠性、高機能性で長年にわたり支持されてきましたが、セリオスプライムでは独自開発の「プライム塗膜」技術を採用することにより、耐久性能を一層高めています


私たちが採用している信頼できる鋼板メーカー

シェアナンバー1:日鉄鋼板株式会社

一番歴史ある老舗鋼板メーカー:JFE鋼板株式会社

ヨドの物置が有名:株式会社淀川製鋼所




ガルバリウム鋼板の屋根のメリット


①耐久性が高い:近年は「トタン」から「ガルバリウム鋼板」に進化したため、腐食や腐朽などの心配がなく、寿命が長いです。一般的に、30年から40年以上の寿命を持ちます。鋼板自体が非常に強く、風や雨、積雪、紫外線などの外部からの様々な要因に対して耐性を持っていますので、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。さらに、ガルバリウム鋼板屋根は塗装やコーティングによって防水性や耐候性を高めることができます。塗装やコーティングによって、鋼板の表面を保護し、耐久性をより高めることができます。鋼板屋根は、その強度と耐久性、メンテナンスの容易さから、住宅、商業施設、工場など、さまざまな建物の屋根材として使用されています。


②軽量な屋根材:ガルバリウム鋼板屋根は非常に軽量であり、屋根構造を強化する必要がありません。地震が起こったとき、屋根材の重量が大きいと建物の揺れによって屋根が崩れ落ちる恐れがあります。鋼板屋根は軽量なので、地震による影響が少なく、安定した耐震性能を発揮します。また軽量であるため、輸送コストも安く済みます。トラックで一度に複数の鋼板を輸送することができるため、工事現場に届けるまでの時間やコストを節約できます。


③耐火性が高い:金属は燃えにくく、火災リスクを軽減できます。鋼板は、非常に高い融点を持つ金属であるため、耐火性があるとされています。一般的に、鋼板は、鉄を主成分とする合金であり、融点が1,500℃を超えるため、火災の際には溶解することはありません。また、鋼板は、表面に酸化皮膜が形成されるため、酸素や水分の侵入を防ぐことができます。これにより、鋼板の表面は腐食や劣化を防止することができ、耐火性が増します。さらに、鋼板は、非常に高い強度を持つため、火災が発生した際にも屋根の形状を保ち、建物の構造体を守ることができます。そのため、鋼板屋根は、高い耐火性を持ち、火災に強いとされています。


④デザイン性が高い:鋼板屋根は、色のバリュエーションが多く、さまざまな表面加工ができます。例えば、光沢があるもの、艶消しがされたもの、木目調のものなどがあります。これにより、建物の外観やデザインに合わせたカスタマイズができます。鋼板屋根は、カットや折り曲げなどの加工がしやすく、様々な形状に仕上げることができます。これにより、建物の特徴や個性を引き出したデザインが可能です。


⑤環境に優しい:ガルバリウム鋼板はリサイクルが可能です。鋼板は鉄を主成分とする素材であり、スクラップ鉄として再生利用することができます。また、リサイクルにより鋼材の生産に必要なエネルギーを大幅に削減できるため、CO2排出量の削減にもつながります。さらに、鋼板屋根は太陽光発電システムの設置に適していることや、グリーンルーフなどの設置にも適しています。これらの設備を取り付けることで、省エネやCO2削減につながることができます。エコな屋根材はガルバリウム鋼板屋根です。



ガルバリウム鋼板の屋根のデメリット


①雨音がうるさい:雨音や風音が響きやすく、大きいため、気になる人もいるでしょう。鋼板屋根は薄く硬質で表面が平滑なため、雨水が直接落下した際に音を発生しやすくなっています。また、鋼板屋根は密閉性が高く、内部の空気が圧縮されることで音が反響し、音響効果が増幅されることもあります。そのため、他の屋根材に比べて雨音が聞こえやすいとされています。ただし、鋼板屋根には様々な施工方法があり、断熱材や防音材を取り付けることで雨音を低減することも可能です。

②施工が難しい:鋼板屋根の施工は専門的な知識と技術そして工具が必要であり、DIYでは難しいとされています。大工さんも鋼板屋根はできないと言ってまったく手を付けない人も多いです。鋼板は素材が硬く、曲げたり切ったりする際には専用の工具や機械が必要です。また、鋼板を加工する際には、素材の性質を理解し、加工方法を正確に把握していないと、歪みやひび割れが生じることがあります。熟練した職人が施工しないと、施工品質が低下する場合があります。施工不良によっては、屋根漏れや風災害などのリスクが生じるため、施工前にしっかりと見積もりや現地調査を行うことが大切です。

③色褪せしやすい:ガルバリウム鋼板屋根は定期的なメンテナンスとして塗装がかかせません。太陽光や雨風による影響で色褪せしてきて、美観が保たれにくいというデメリットがあります。また、錆びてくると穴が空いてしまったりして雨漏りの原因になります。鋼板屋根は15年から20年のペースで塗り替えが必要と言われています。今のガルバリウム鋼板は耐久性に優れていますが、ハゼ部分や軒先先端などは、どうしても錆びが発生しやすいところです。錆びやすいところを、錆びる前に塗装してあげることにより、長期的に美観を維持してくれます。

④断熱性が低い:鋼板屋根は熱伝導率が比較的高い素材の一つです。これは、鋼板が金属であるため、熱をよく伝える性質を持っていることが原因です。瓦屋根やスレート屋根に比べて断熱性能が低いので、鋼板屋根を採用する場合には、断熱性の確保が必要になります。屋根材を選ぶ際に裏側に断熱材付きの屋根材を選ぶこともできますし、野地板や垂木などに断熱材を追加する屋根断熱もあります。断熱性能を上げることで、夏場は涼しく、冬は暖かい空間となります。







よくある質問

屋根の葺き替え工事でよくある質問をまとめました。


Q1: 頼むか分からないけど見積もりは無料ですか?

A1: はい、私たちは無料で見積りを提供しています。お客様のニーズを正確に理解するために、現地調査を行い、最適な修理プランをご提案します。​


Q2: 新しい板金屋根にしても塗装は必要になりますか?

A2: はい、塗装は必要になります。だいたい15年から20年に一度塗り替えが必要になると言われています。


Q3: 屋根の葺き替えはどのくらいの時間がかかりますか?

A3: 通常は5日から10日で完了します。現地調査後、より正確な時間の見積りを提供いたします。​


Q4: 雪が落ちにくい屋根材があるって聞きますけど、どんな屋根材?

A4: 雪が落ちにくい屋根材はあります。アスファルトシングル屋根「オークリッジ」や石粒付き鋼板屋根「Tルーフ」などがあります。

Q5: アスファルトシングル屋根と板金屋根はどちらが安いですか?

A5: 私たちの場合は、アスファルトシングル「オークリッジ」の方が、安く提供しております。私たちは「オークリッジの」施工のプロでもありますので是非お問い合わせください。


Q6: 太陽光パネルが付いている屋根を葺き替えたいのですが可能ですか?

A6: はい、太陽光パネルを一度外して、新しい屋根を葺いて、復旧することもできます。


Q7: 瓦屋根の葺き替えはできますか?

A7: はい、瓦屋根もおまかせください。古い瓦の処分から、最新の瓦屋根の施工まで提供しております。


Q8: 外壁の塗装もできますか?

A8: はい、屋根の葺き替え工事と一緒に、外壁の塗り替えも一緒に行うことができます。





まとめ

岩手県岩手郡雫石町の築40年の住宅が、新しい章を迎えました。過酷な天候に耐え抜く高耐久のガルバリウム鋼板への葺き替えにより、お客様の大切な住まいを長期間にわたって守り続けることをお約束します。この工事では、古い屋根の慎重な撤去から、繊細な新しい屋根の設置、そして雨どいの交換まで、細部にわたる作業を一切の妥協なく行いました。私たちの専門チームは、地域固有の気候条件とお住まいのニーズに合わせて、最適な屋根リフォームをご提案します。

私たちはお客様にさらなる安心を提供するため、「穴あき保証25年」および「塗膜変退色保証15年」という長期保証の屋根材を採用しています。これは、私たちが自信を持って選んだガルバリウム鋼板の品質と、強い信頼の表れです。これにより、お客様は将来にわたって安心してお過ごしいただけることを保証します。

地元密着の屋根工事店として、お客様の個別のニーズに対応し、納得のいくサービスを心がけています。ガルバリウム鋼板による屋根の葺き替えをご検討の方、信頼性と耐久性を求める方は、ぜひこの機会にご相談ください。無料見積もりを通じて、お住まいに最適な提案をさせて頂きます。信頼の技術と長期保証で、あなたの家を未来へと繋げる強固な盾にします。あなたの大切な住まいのために、私たちが全力でサポートいたします。


ご相談・お見積りは無料です。


宜しくお願い致します。



施工エリアは、岩手県全域です。

盛岡市・滝沢市・雫石町・岩手町・矢巾町・紫波町・花巻市・北上市・奥州市など内陸エリアをメインとしております。


 

瀧澤屋根工業について


瀧澤屋根工業(タキサワヤネコウギョウ)はお客様のビジョンを具現化し、理想を超える屋根を創造します。

【代表からのメッセージ】 私、瀧澤 豊(Yutaka Takisawa)、岩手県遠野市の自然豊かな環境で育ち、現在は盛岡市にて瀧澤屋根工業を率いています。盛岡市の瓦屋での7年間の研鑽を経て、2012年に当社を立ち上げました。私の屋根への深い愛情は、盛岡市内であらゆる屋根材に精通することに表れています。

2018年の最新設備投資により、私たちは技術的な精度と創造的な可能性をさらに高めました。インターネットを通じた情報共有にも力を入れており、業界内でのリーダーシップを発揮しています。

このホームページは、私の手によってイチから作り上げています。動画制作からSNSへの投稿に至るまで、私の仕事に対する情熱とプロフェッショナリズムが反映されています。

【安全と安心の約束】 私たちは損害保険に加入しており、万が一の事態にも迅速かつ適切に対応します。お客様には、安心して屋根工事をお任せいただけるよう、最善を尽くしています。


瀧澤屋根工業は、皆様の屋根に新たな命を吹き込むことを約束します。屋根に関するご相談やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、皆様の夢を具現化するために、全力でサポートします。


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