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矢巾町|コロニアル屋根から高耐久「タフロン30」でカバー工法リフォーム|雪止め・雨どいも同時交換

  • 執筆者の写真: Yutaka Takisawa
    Yutaka Takisawa
  • 3 日前
  • 読了時間: 11分

施工の概要


岩手県紫波郡矢巾町にて、屋根のリフォーム工事を行いました。

今回の現場は、既存屋根が「コロニアル」と呼ばれるスレート屋根で、経年劣化が進行している状態でした。


コロニアル屋根は過去に全国的に普及した屋根材であり、特に大手ハウスメーカーの住宅で多く採用されてきました。そのため現在でもリフォームのご相談が非常に多い屋根材です。


今回は既存屋根を撤去せずに施工する「カバー工法」を採用し、高耐久屋根材へとリフォームを行いました。さらに雪止め・雨どいも同時に交換し、機能性と外観の両方を大きく向上させています。



施工前




施工後






使用屋根材|ウッドピース「タフロン30」


今回採用した屋根材は、吉岡(ヨシオカ)の高耐久屋根材ウッドピース「タフロン30」です。


メーカー公式サイトはこちら👇


ウッドピース タフロン30は、フッ素鋼板の中でも非常に高性能な屋根材で、「とにかく長く安心して使える屋根」を求める方に選ばれている製品です。





タフロン30の魅力(徹底解説)


ウッドピース タフロン30の最大の魅力は、「長期耐久に特化した設計」にあります。


まず注目すべきは、フッ素樹脂による三層コーティング構造です。

一般的な屋根材は2層の塗装ですが、タフロン30はトップコートを含めた多層構造となっており、紫外線や雨風から鋼板をしっかり守ります。

この構造により、


・色あせが非常に起こりにくい

・塗膜の劣化を長期間抑える

・サビの発生リスクを低減

・光沢感を長く維持できる


といった、見た目と性能の両立が実現されています。


さらにフッ素樹脂自体が非常に安定した素材であるため、一般的なシリコン塗装やポリエステル塗装と比較して、耐候性が圧倒的に高いのも特徴です。


そして大きなポイントが「保証内容」です。

・塗膜30年保証

・穴あき30年保証

・変退色30年保証


といった長期保証がしっかり付いており、メーカーとしての自信が表れています。


ただし重要なのは、「保証=寿命ではない」という点です。

実際の耐用年数はそれ以上であることが多く、環境条件によっては35年程度ノーメンテナンスで維持できる可能性もあります。


つまり、


「塗装を繰り返す屋根」から

「長期間ほぼメンテナンス不要な屋根」へ


という考え方に変わるのが、このタフロン30の大きな価値です。


初期費用だけで見ると高く感じるかもしれませんが、


・再塗装の回数削減

・足場費用の削減

・メンテナンスの手間軽減


といった点を考慮すると、長期的には非常にコストパフォーマンスの高い屋根材です。


「一度しっかりやって、長く安心して住みたい」という方には、間違いなくおすすめできる製品です。


ウッドピース タフロン30は

木目調の表情をしています。

カラーは3色です。






下葺き材|タジマ「ライナールーフラムダ」

今回の防水シートには、タジマルーフィングの「ライナールーフラムダ」を採用しました。

メーカー詳細はこちら👇


屋根は表面の屋根材だけでなく、この防水シートが最終的に建物を守る重要な役割を担っています。





ライナールーフラムダの特徴と評価

ライナールーフラムダは高耐久型のルーフィングで、


・柔軟性が高く割れにくい

・低温でも硬化しにくい

・長期間防水性能を維持


といった特徴があります。


特に寒冷地ではこの「柔らかさ」が重要で、硬くなる防水シートはひび割れの原因になります。


私自身、20年以上の経験の中でこの製品を何度も見てきましたが、古い現場でも柔軟性が残っているケースが多く、実績としても非常に信頼できる材料です。






タフロン30本体の施工


今回のタフロン30本体の固定には、

コロニアル屋根をしっかり貫通し、一発で下地に効かせる専用ビスを使用しています。

使用しているのは、45mmのSUS410ステンレスビスです。


通常の施工ではコスト面からステンレスを使わないケースもありますが、

今回は長期耐久を重視し、


サビに強いステンレスビスを採用しています。


これにより、


・長期間ゆるみにくい

・腐食しにくい

・屋根材の性能をしっかり維持できる


といったメリットがあります。


見えない部分ではありますが、こうした細かい積み重ねが

30年先の安心につながる重要なポイントです。




さらに今回の施工では、タフロン30の中でも**上位仕様(ハイグレード)**を選定しています。


タフロンは、


・段差形状(リブの高さ)

・鋼板の厚み


を選ぶことができる屋根材ですが、これによって見た目や耐久性が大きく変わります。


まず段差については、

約8mmタイプと15mmタイプ(高リブ)が選択可能ですが、


今回はより立体感があり高級感の出る

15mmの段差タイプを採用しています。

この段差が高いことで、


・陰影がしっかり出て見た目に高級感が出る

・屋根全体が引き締まって見える


といったメリットがあります。


さらに鋼板の厚みに関しても、


・0.35mm

・0.4mm


の選択肢がありますが、今回はより耐久性を重視し、

厚みのある0.4mmを採用しています。


これにより、


・強度が高い

・たわみにくい

・長期間安定した状態を維持できる


といった性能面でも優れた仕様となっています。


つまり今回の屋根は、


「15mm段差 × 0.4mm厚」


という、タフロンの中でもワンランク上の仕様で施工しており、

見た目・耐久性ともに非常にバランスの取れた仕上がりとなっています。


見た目では分かりにくい部分ではありますが、こうした仕様の違いが、

将来的な満足度に大きく影響してきます。






棟換気(リッチベンツ)+下地にエコランバーを採用|見えない部分まで高耐久仕様



今回の施工では、棟部分の施工にもこだわっています。

棟には換気部材として「リッチベンツ」を使用し、屋根内部の湿気を逃がすことで、結露防止や下地の劣化防止につながる仕様としています。


さらに今回の特徴として、棟下地には通常の木材ではなく、

樹脂製の木材「エコランバー」を採用しました。

一般的には木材を使用することが多いのですが、


・経年による腐食

・湿気による劣化

・長期的な耐久性の不安


といったリスクがあります。

それに対してエコランバーは、


・腐らない

・水に強い

・長期間安定した強度を維持できる


といった特徴があり、長期的に見て非常に優れた材料です。


もちろん木材と比べるとコストは上がりますが、

「長く安心して使える屋根にする」という観点で採用しています。



■棟カバーの固定にもこだわり


さらに仕上げとなる棟カバーの固定には、

ステンレス製のパッキンビスを使用しています。

これにより、


・ビスのサビを防止

・雨水の侵入を防ぐ

・長期間しっかり固定できる


といった効果があります。



■見えない部分こそ重要です


棟部分は普段見えにくい箇所ではありますが、

実は屋根の中でも非常に重要なポイントです。

今回のように、


・エコランバーによる下地強化

・リッチベンツによる換気性能

・ステンレスビスによる耐久性確保


といった細部までこだわることで、

10年後・20年後の状態に大きな差が出てきます。


見た目だけでなく、見えない部分までしっかり施工することが、

長持ちする屋根づくりには欠かせません。






雨どい交換|パナソニック サーフェイスケアFS 1型



雨どいも同時に交換しています。

詳細はこちら👇


屋根と雨どいはセットで考えることが重要で、排水機能がしっかりしていないとトラブルの原因になります。



吊具は

400mmピッチ × 高強度金具で徹底施工

積雪・落雪にも耐える安心設計

長期30年、メンテナンスフリーを実現してます



吊具固定は、ステンレス製ビスです。




サーフェイスケアFSのメリット

この雨どいは非常に耐光性に優れており、


・色あせしにくい

・紫外線に強い

・長期間美観を維持


といった特徴があります。


実際に自宅でも使用していますが、他メーカーと比較しても色あせが少なく、品質の高さを実感しています。






雪止め|ステンレス製ネット「クリスタル」+細部まで電食対策



今回の現場では、雪止めにも徹底的にこだわって施工しています。


採用したのは、ステンレス製の雪止めネット「クリスタル」です。

お色はシルバーを選ばれており、屋根材との相性も良く、非常にスタイリッシュな仕上がりとなりました。

一般的な雪止めネットは、


・ポリカーボネートの波板付き

・黒い網(ネット)タイプ


が多く使われていますが、今回はワンランク上の仕様としてクリスタルを採用しています。


このクリスタルは、


・ステンレス製で高耐久

・見た目がスッキリしている

・屋根との一体感がある

・高級感のある仕上がり


といった点で、見た目・性能ともに優れた雪止めです。





■今回のこだわり①|電食(異金属接触)対策



今回特にこだわったのが「電食対策」です。


屋根材は鉄系(鋼板)、雪止めネットはステンレスと、異なる金属同士が接触することで、

長期的に見ると**電食(電気的な腐食)**が起きる可能性があります。


大きな影響が出るケースは多くはありませんが、

長い目で見て“より安心できる施工”をするために、細部まで対策を行いました。


具体的には、


・ステンレスの結束線ではなく

 →黒い樹脂被覆(ビニール被覆)された専用結束線を使用


通常はステンレスむき出しの針金を使用することが多いですが、

今回はあえて被覆タイプを使用し、金属同士が直接触れないように施工しています。





■今回のこだわり②|フック部分の絶縁処理



さらに、クリスタル本体の軒先フック部分にも対策を行っています。



このフックは屋根材と直接接触する部分になるため、


・黒いラバー(ゴム)タイプの保護材を貼り付け

・金属同士が直接触れないように施工


といった処理を行いました。


このように、


見えない部分までしっかり電食対策を行うことで、

より長期的に安心できる仕様に仕上げています。





■今回のこだわり③|雪止め金具も高強度タイプを採用


今回の現場では、雪止め金具にもこだわっています。


一般的には、80mm程度の幅の雪止め金具がよく使用されますが、

今回はあえて、

240mm幅の高強度タイプを採用しました。


これにより、


・雪をしっかり止める性能が高い

・積雪時の安定性が向上

・安心感が大きく違う


といったメリットがあります。


岩手のような積雪地域では、この差が非常に重要になります。



■コストについて

なお、クリスタルは一般的な雪止めネットと比較して、


1台あたり約3,000円ほど高くなります。

ただし、


・見た目の良さ

・耐久性

・細部までこだわった施工


を考えると、満足度の高い仕様となっています。








よくある質問(修正版)


Q. タフロン30は実際どのくらい持ちますか?


メーカー保証は30年ですが、実際の現場感としては35年程度は十分に持つ性能だと感じています。

過去の施工例や、古い屋根材(ウッドピースなど)を実際に確認すると、サビや劣化がほとんど見られないケースも多く、非常に耐久性の高い材料です。



Q. コロニアル屋根の場合、カバー工法は適していますか?


はい、コロニアル屋根の場合はカバー工法は非常におすすめの工法です。


既存屋根を撤去せずに施工できるため、


・コストを抑えられる

・工期が短い

・アスベスト対策になる


といったメリットがあり、現在では主流のリフォーム方法となっています。



Q. 雪止めはつけた方がいいですか?


積雪地域では必須と考えています。

落雪事故や雨どいの破損防止のためにも重要な設備です。



Q. 工事期間はどれくらいですか?


今回のような工事内容であれば、約10日〜2週間程度が目安です。



Q. 今すぐリフォームした方がいいですか?


屋根の劣化を放置すると、


・雨漏り

・下地の腐食

・修理費用の増加


につながるため、早めの対応が結果的にコストを抑えます。





今リフォームをおすすめする理由(重要)



現在、屋根材や建築資材は年々値上がりしています。

特に、


・鋼板

・ルーフィング

・塗料

・副資材


などは上昇傾向にあり、今後さらに価格が上がる可能性があります。


また、劣化した屋根を放置すると、


・雨漏りリスク

・下地腐食

・修理費用の増加


といった問題につながります。


そのため、


「まだ大丈夫」ではなく

「今のうちに対策する」


ことが、結果的に一番コストを抑える方法です。






まとめ|長期安心の屋根リフォーム

今回の工事では、


・高耐久屋根材「タフロン30」

・高性能防水シート「ライナールーフラムダ」

・耐候性の高い雨どい


を組み合わせた、非常にバランスの良いリフォームとなりました。


見た目の美しさだけでなく、耐久性・機能性・メンテナンス性のすべてを向上させています。


特に雪の多い地域では、こうした細部までこだわった施工が建物の寿命を大きく左右します。



今回の施工は4月で、花粉が非常に多い季節でした。よって、屋根材にびっしり花粉が付いてしまい、キレイな屋根材の写真を撮影することができませんでした。ご了承ください。





お見積り、ご相談は無料です。


宜しくお願い致します。


以上、代表のタキサワでした。



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