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アスベスト屋根の撤去費用と飛散対策|瀧澤屋根工業

  • 執筆者の写真: Yutaka Takisawa
    Yutaka Takisawa
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

アスベスト(石綿)が入った屋根材。かつては丈夫で安い建材として、多くの住宅に使われていました。ところが健康への影響が明らかになり、2006年には製造・使用が事実上禁止されました。今も古い家の屋根には、アスベスト含有の屋根材が残っているケースが少なくありません。


「撤去したいけど、費用が高そうで不安」「工事中にアスベストが飛び散らないか心配」という声をよく聞きます。費用の不透明さや、業者選びの難しさに戸惑う方がとても多いです。


この記事では、アスベスト含有屋根を撤去するときの費用の目安と、工事中の飛散対策、それから業者を選ぶときに確認しておきたいポイントをまとめてお伝えします。「撤去しないでカバーする」という選択肢についても触れますので、ぜひ最後まで読んでみてください。


アスベストが入っている屋根材は、今も多くの家に残っています


日本でアスベストの使用が事実上禁止されたのは、2004年から2006年にかけてです。それより前に建てられた家や、古い屋根材を使っている家には、アスベストが含まれている可能性があります。


代表的なのは、スレート系の屋根材です。コロニアル(カラーベスト)やパミールなど、薄い板状の屋根材は、製造年によってアスベストが入っているものがあります。おおまかに言うと、2004年より前に製造されたスレート系の屋根材は、アスベストを含有している可能性が高いとお考えください。


アスベストといっても、屋根材として固めた状態であれば、ふだんの生活で繊維が飛び散ることはほとんどありません。問題になりやすいのは、工事のときです。切断したり砕いたりすると、細かな繊維が出てきます。これを長期間吸い込み続けると、肺がんや中皮腫(ちゅうひしゅ)などの重篤な病気につながる可能性があります。だからこそ、アスベスト含有屋根の撤去には特別なルールと技術が必要なのです。


「自分の家の屋根にアスベストが入っているかどうかわからない」という方は、屋根材のメーカーと型番、建築年を確認してみてください。詳しい調べ方は、別の記事でご紹介しています。


撤去工事の費用が通常より高くなる理由


アスベスト含有屋根を撤去すると、普通の葺き替えより費用が高くなります。理由は大きく3つあります。


ひとつめは、廃材の処分費です。アスベスト含有廃材は「特別管理産業廃棄物」に分類され、専用の処分場に持ち込まなければなりません。処分費だけで、1平方メートルあたり数千円単位の上乗せになることがあります。


ふたつめは、飛散防止のための養生(ようじょう)費です。アスベストが外に漏れないよう、足場を組んでから建物全体をシートで包みます。この作業には手間と材料費がかかるため、工事費に含まれます。


みっつめは、届け出や手続きの手間です。工事前に自治体への届け出が必要な場合があり、書類の準備や確認作業が加わります。業者側にも対応の手間が生じます。


では、実際の費用はどのくらいでしょうか。30坪程度(屋根面積で80〜100平方メートルが目安)の一般的な住宅の場合、アスベスト含有屋根の撤去費用は全体で80万〜150万円くらいとお考えください。これに、新しい屋根材を葺く費用(葺き替えかカバー工法)が加わります。幅が広いのは、屋根の形状・勾配(こうばい)の急さ、アスベストの含有量、廃材の重量などによって変わるからです。


見積もりを取るときは、「アスベスト撤去費用の内訳」を明示してもらうことが大切です。廃材処分費、養生費、届け出費用がそれぞれ別々に書かれているかどうかで、業者の誠実さも見えてきます。「一式」とだけ書いてある見積もりは、後で追加請求が来るケースもあるので注意してください。


飛散させないために、工事中に確認しておきたいこと


工事の間、アスベストが周囲に飛散しないようにするのが最も大切なことです。きちんとした業者であれば、次のような対策を当たり前のようにおこないます。工事を依頼するときの確認ポイントとして使ってください。


足場を組んで建物全体を養生シートで覆い、外への飛散を防ぐ


作業員が防じんマスク(DS2規格以上)と防護服を着用する


撤去した廃材を二重の袋(フレコンバッグや厚手のビニール袋)に密封する


廃材の行き先を追跡できる「廃棄物管理票(マニフェスト)」を発行する


「マニフェスト」は、廃材がどこに運ばれてどう処分されたかを確認できる書類です。法律上、業者に発行が義務づけられています。工事が終わったらマニフェストの控えを受け取ることで、正規の方法で処分されたと確認できます。もらえない業者には注意が必要です。


工事を依頼する前に「飛散防止はどのような方法でおこないますか?」と質問してみてください。具体的に答えられる業者は、それだけ経験と知識があります。答えが曖昧だったり、「大丈夫ですよ」だけで終わってしまう業者は、慎重に判断したほうがよいです。


業者を選ぶときに確認しておきたい注意点


アスベスト撤去工事は、どんな屋根業者でも対応できるわけではありません。法律上、一定規模以上の工事では「石綿作業主任者」の資格を持つ人の配置が必要です。また、解体・改修をおこなう事業者は、都道府県への登録が必要な場合もあります。


業者に聞いておきたいことがあります。まず「石綿除去の実績はありますか?」と確認してください。経験が少ない業者に任せると、対策が不十分になることがあります。次に「産業廃棄物処理業の許可証を持っていますか、もしくは許可業者に処理を委託していますか?」と聞いてみてください。アスベスト廃材を不法投棄する悪質な業者も存在します。ちゃんとした業者なら、これらを聞かれても嫌な顔をせず、丁寧に答えてくれます。


費用面では、複数の業者に見積もりを取ることが大切です。アスベスト撤去は費用が高くなりがちなだけに、相見積もりで内容と金額を比べることが後悔しないための一番の近道です。ただし、金額だけで選ぶのではなく、内訳の透明さや対策の説明がきちんとできる業者かどうかを重視してください。


屋根工事を専門にしている業者であれば、解体と葺き替えをまとめて依頼できる場合がほとんどです。解体専門業者と屋根業者を別々に手配するより、窓口がひとつのほうが費用も手間も抑えられます。まず屋根専門の業者に相談して、「アスベスト撤去もお願いできますか?」と確認するのがスムーズです。


撤去しないで「上にかぶせる」カバー工法という選択肢


アスベスト含有屋根だからといって、必ず撤去しなければならないわけではありません。屋根の状態がよければ、既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせる「カバー工法」が使える場合があります。


カバー工法は、古い屋根材をそのまま残して上に金属屋根などを重ねる工法です。アスベストを封じ込めた状態で工事が完了するので、飛散リスクを最小限に抑えられます。廃材を取り除く手間や処分費がかからないため、撤去して葺き替えるより費用もかなり抑えられることが多いです。


ただし、カバー工法にも条件があります。屋根材がひどく割れていたり、すでに雨漏りが起きていたりする場合は、上からかぶせるだけでは根本的な解決になりません。その場合は、撤去してから葺き替える必要があります。


また、カバー工法で重ねた後に再び工事が必要になったとき、2層分の廃材が出るため、その分の処分費が増えます。将来のことも含めて、どちらの方法が合っているかを業者に相談しながら決めましょう。「カバー工法でいけますか?」と一言聞くだけで、費用がかなり変わることもあります。


費用のことも飛散対策のことも、実際に屋根を見ないと正確な答えは出せません。「うちの屋根、どのくらいかかるんだろう」と気になったときは、まず写真を見せてもらえれば大まかな状況をお伝えできます。難しい決断をする前に、ぜひ気軽にご相談ください。


アスベスト屋根のことが気になったときは、ぜひ写真を見せてください。

瀧澤屋根工業では、LINEで写真を送るだけの無料相談をしています。

むりに工事をすすめることはありませんし、「これは直さなくて大丈夫ですよ」も正直にお伝えします。

契約する前に、まず一枚 写真を送ってくださいね。

👉 屋根の不安相談センター:https://www.takisawaroof.com/yaneshindan


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